話題のWorld IDを作ってみた。デジタルアイデンティティ新時代へ。 #Worldcoin
はじめに
こんにちは、あんでぃです。今日は、私が最近取得したWorld IDについて話したいと思います。
World IDは、米OpenAIのCEO、サム・アルトマン氏が推進しているプライバシーを保護するデジタルアイデンティティネットワークの一部で、人間性とユニークさを証明するものです。AIが人間のような振る舞いをして区別が付きにくい世の中になっていくことは、ChatGPTやStableDiffusionなどを通して現実として受け入れられつつありますが、この新しい技術は、私たちがオンラインで人間であることを表現する方法を根本的に変える可能性があります。
World IDの取得は、Orbと呼ばれるカスタムバイオメトリクスデバイスを通じて行われます。Orbは、虹彩のスキャンを通して人間性とユニークさを検証し、World IDを発行します。
実際どんな体験だったのか、レポートしていきたいと思います。
World IDを作ってみた
まず、私がOrbを使用した感想ですが、スマートフォンアプリ、Orbがシームレスに連携していて非常に直感的で、プロセスはとてもスムーズでした。ただ、2023/8/2現在、Orbの数が少なく、予約が必要なスポットがほとんどなので、その点も踏まえるとまだまだ体験全体の改善の余地はあると思います。
スマートフォンアプリで事前準備
World IDの作成にはスマートフォンアプリが必要です。AppStoreやGooglePlayからインストールしてください。 最初に電話番号を利用したアカウント作成が必要です。
登録が終わったら次はOrbの場所を探します。画面の「Verify with an Orb」をタップすると、Orbが設置されている場所の一覧が表示されます。
「By appointment」のタグが付いている場所は予約が必要です。
詳細画面で「Schedule appointment」ボタンを押下すると予約が出来ます。2023/8/2現在は予約の空きが無い状態でした。
私は予約が必要ない「EDGE off」という場所に行ってきました。営業時間はちょこちょこ変わるので、行く直前に確認した方が良いと思います。
Orbを利用してWorld IDを作成
スマートフォンアプリで事前準備が出来たら、次はOrbでの虹彩スキャンです。私が行った「EDGE off」はこんな感じの場所でした。
新しいもの好きな人達が集まっていて、みんなソワソワしてます。新しいものを体験する時のソワソワした感じ、とても好きです。
中に入ってOrbの設置待ちです。写真撮ってOKということで、撮らせてもらいました。
ごろんとした球体で近未来感のあるボディです。虹彩スキャン用のカメラ周辺がキラキラ光っていてテンションが上がります。
順番待ちの間に、OrbがスキャンするQRコードをスマートフォンアプリで表示するよう指示があります。次の通りに進めてください。
- 「Verify with an Orb」をタップ
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「Verify now」をタップ
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「Get a new World ID」をタップ
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以下の画面でチェックをして正座待機
それではお待ちかねのOrbでのWorld ID作成です。まずはスタッフさんがスタッフ専用QRコードをかざし、その後、スマートフォンアプリのQRコードをかざします。
次は虹彩スキャンです。ハードコンタクトとメガネは外す必要があります。また、なぜかマスクも外すよう指示がありました。10秒ほどOrbを見つめると完了です。途中でしばらく目を瞑ってみたりしましたが特に問題無かったです。
スマートフォンアプリ側は、しばらくするとWorlD IDが表示されるようになります。
World Coinの受取り
World IDを作成すると定期的にWorldcoin(WLD)が受け取れるようになります。「Worldcoin Grants」という画面で受け取ってください。英語なのでちょっと不安になりますが、登録記念としてWelcome Grantを受け取ることが可能です。
その後、Genesis Grantも受け取る事が出来るようになります。私はGenesis Grantが受け取れるようになるまで数時間かかりました。
合わせて26.0WLDを受け取れました。2023年8月2日時点で1WLD = 2.41ドルなので、62ドルくらいです。World IDを増やすためのインセンティブだと思いますが、結構大きい金額なので、とても魅力的なインセンティブです。
おわりに
World IDは、人間とAIを区別する信頼性のある解決策を提供しています。以前、DAOの調査・構築をした時にも感じましたが、オンラインでの投票や大規模な価値の分配など、現在のデジタル世界で直面している課題を解決する可能性があると思います。
また、WorldcoinとWorld IDは、デジタルアイデンティティと金融を変革する可能性があると思います。ホワイトペーパーでは「最終的にはUBI(ユニバーサルベーシックインカム)への道筋を示すことが出来る」という未来も示されており、今後、World IDがこれからどのように進化し、新時代を築いていくのか。私たちのデジタル体験をどのように変えるか。非常に楽しみです。